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生嶋 健司*; 安岡 弘志*; 筒井 智嗣*; 佐伯 正克; 那須 三郎*; 伊達 宗行*
Journal of the Physical Society of Japan, 67(1), p.65 - 66, 1998/01
被引用回数:16 パーセンタイル:80.61(Physics, Multidisciplinary)5f電子を有するウラン化合物は非BCS超伝導などの特異な物性を示すことから、興味が持たれている。核磁気共鳴(NMR)は様々な物質の局所的な電子状態を知る有効な手段である。しかしながら、ウラン化合物に関してはウラン以外の原子核での間接的な実験しか行われていなかった。我々はUOが反強磁性状態で非常に大きな内部磁場が生じることを利用し、高濃縮のUを用いたUOでUのNMRの信号を観測することに、アクチノイド元素で初めて成功した。その結果、UO中でウランの5f電子によって生じた内部磁場が252.30.5Tであり、四極子相互作用が39211MHzであることが明らかとなった。このことは磁気秩序状態でUOの5f電子が5の基底状態をとり、それによって生じた電場勾配が存在することを示している。